タイミング法・人工授精とは?外来受診の頻度を産婦人科医が解説

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こんにちは!産婦人科Dr.ずーです!

総合病院の産婦人科で専攻医として勤務しながら、専門医取得を目指して日々研鑽を積んでいます。

患者さんの疑問や不安についてブログならもっと分かりやすく解説できるのではないかと思い投稿を始めました(#^^#)

私について興味をもって下さった方はこちらの記事を読んで頂けると嬉しいです🥰

こんにちは!産婦人科Dr.ずーです🐣
産婦人科医をしながらどうしてブログを始めようと思ったか。自己紹介を兼ねてお伝えします!

この記事は、「不妊治療ってどんなの?」で予告していた、タイミング法・人工授精の詳しい内容と、外来受診の頻度についてまとめたものです。

はじめに

不妊治療は、いきなり体外受精から始めるわけではありません

多くの場合、まず「タイミング法」「人工授精」という一般不妊治療から始め、それでも妊娠しない場合に生殖補助医療(ART)へステップアップしていきます

今回はこの2つの治療が実際どんなことをするのか、そして通院の頻度について詳しく解説していきます

【タイミング法とは?】

タイミング法とは、超音波検査やホルモン検査で排卵日を予測し、その時期に合わせて夫婦生活を持ってもらう方法です

自己流のタイミングと何が違うの?と思う方もいらっしゃるかもしれません

市販の排卵検査薬でもある程度の予測はできますが、超音波で実際に卵胞(卵子が入っている袋)の大きさを直接確認できる点が大きな違いです

卵胞の大きさが排卵に近づくと一定のサイズになるため、より正確なタイミングを狙うことができます

<通院の流れ>
・月経周期の中頃(排卵が近づいてくる時期)に超音波検査で卵胞の大きさを確認
・必要に応じて数日おきに再診し、卵胞の育ち具合をチェック
・排卵が近いタイミングで性交渉のタイミングを指導

1周期あたりの通院回数は、だいたい1〜3回程度になることが多いです(個人差があります)

【人工授精とは?】

人工授精(AIH:Artificial Insemination with Husband’s semen)とは、洗浄・濃縮した精子を、排卵日に合わせて細いカテーテルで直接子宮の中に注入する方法です

「人工」とついていますが、精子と卵子が出会う場所を子宮の奥まで近づけてあげるイメージで、その後の受精や着床は自然妊娠と同じように体の中で起こります

痛みについて心配される方も多いですが、施術自体は数分程度で、子宮頸がん検診と同じような器具を使うため、強い痛みを感じることは少ないとされています

<通院の流れ>
・タイミング法と同様に超音波で卵胞の育ち具合を確認
・排卵日に合わせて来院し、当日採取した精液を洗浄・濃縮
・洗浄した精子を子宮内に注入(施術自体は数分程度)

1回あたりの妊娠率はタイミング法より少し高くなるとされていますが、それでも自然妊娠と大きく変わるわけではなく、複数回行うことを前提に考える治療です

【外来受診の頻度とステップアップの目安】

治療全体を通した通院頻度と、次のステップに進む目安についてまとめます

タイミング法・人工授精のどちらも、1つの月経周期の中で1〜3回程度の通院が必要になることが一般的です

一方、体外受精・顕微授精などの生殖補助医療(ART)では、卵巣刺激の状態を確認するための通院が数日おきに必要になり、1回の採卵周期で女性は合計4〜10日程度、さらに採卵・胚移植当日は半日〜1日程度の通院になることが多く、一般不妊治療より通院負担は大きくなります

「毎回仕事を休まないといけないの?」と不安になる方もいらっしゃると思いますが、卵胞チェックは数分で終わる検査なので、朝や仕事終わりに診療している病院・クリニックを選ぶと通いやすくなります

次のステップ(人工授精、さらにはARTへ)に進むタイミングの一般的な目安は以下の通りです

<ステップアップの目安>
・タイミング法:おおよそ5〜6周期試みても妊娠しない場合
・人工授精:おおよそ3〜6回試みても妊娠しない場合
・35歳以上の方や、検査で明らかな不妊原因が見つかった場合は、この目安より早めに次のステップに進むことをすすめられることがあります

この回数はあくまで一般的な目安であり、年齢や検査結果、通院先の方針によって異なります。ご自身の状況については、必ず担当の医師とよく相談して決めてくださいね

最後に

今回はタイミング法・人工授精の具体的な内容と、外来受診の頻度について解説しました

「思ったより通院回数が多くて大変そう」と感じた方もいるかもしれませんが、多くは数分程度で終わる検査です。仕事や生活との両立方法も、通院先の医師や看護師に相談してみてくださいね

体外受精など生殖補助医療(ART)についての費用や全体の流れは、こちらの記事もあわせてご覧ください

最後までお読み頂きありがとうございました(*˘︶˘*).。.:*♡

【参考文献】
・日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会編『産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023』
・データから考える 不妊症・不育症治療ー希望に応える専門外来の診療指針
・はじめての不妊治療 体外受精と検査

※本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個々の治療方針を示すものではありません。実際の治療については必ず担当医にご相談ください。

※本記事は公的機関・学会等の情報をもとに作成した下書きです。公開前に、運営者ご本人による医学的な最終確認をお願いいたします。

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